知っていれば、入ったのに!ピンチの前にこの補償!

19.(被保険自動車の)修理費が、時価額を超えてしまった…車両保険では足りない! 【(車両)修理限度額特約】

「ぶつけた車は、古いけどお気に入りの車、外装はピカピカで、エンジンの調子も最高だった。保険で修理しようと思ったら、驚いた、古いという理由で、車両そのものの時価額の評価が低く、保険から修理費の全額は出ないという。」

<こういう時の為に>

『(車両)修理限度額特約』
(車両)修理限度額特約
1.被保険自動車の修理費が『時価額(協定保険金額)』を超えた場合に補償します。
2.年式は古いけど思い入れがある、そういう車に乗っている方、向きの保険です。
3.車両保険との組み合わせで加入します。

※保険会社、保険の種類によっては、規定や名称が異なる場合や、設定自体がない場合がありますので、ご注意下さい。

20.
事故で車のトランクの中に置いてあった、ゴルフバックが破損した
【身の回り品補償特約(財物損害特約)】
【積載動産損害保険】

「事故で、車がスピン!トランクが壁に激突し、中にあったゴルフバックが破損した。」
「過失割合のある事故だと言われた。車は自分の車両保険と相手の対物保険で修理できたが、事故の影響で壊れたゴルフバックは、相手の過失割合分しか補償されないという・・・!」
「カーナビが盗まれたが、車両保険では補償できないと言われた。ネジ留め、ボルト留めがされていなかったのが理由だという。」

<こういう時の為に>

『身の回り品補償特約』(財物損害特約)
1.自動車事故(衝突、火災、台風、洪水、高潮など)が原因で、被保険自動車の車内・トランク等に置かれていた『個人所有の日用品』が損害を受けた場合に補償します。
2.「盗難」について補償する保険会社もあります。
3.テレビ・ナビゲーションなどについて
『車両保険』 ⇒ 車に固定されている場合(ネジ留めなど)は補償
車に固定されていない場合(マジックテープ留めなど)は補償の対象外
『身の回り品補償特約』(財物損害特約) ⇒ 車に固定されている、いないに係わらず補償
4.車外に固定されたキャリアに積まれたスキーなどの場合、破損については補償されますが、盗難の場合は補償されません。
5.あくまでも『個人』の物が対象です。『営業用・業務用』の物は対象にはなりません。
6.レジャーなどの『日用品』が対象です。定石、貴金属、骨董品などは対象にはなりません。

『積載動産損害保険』
1.自動車事故(衝突、火災、台風、洪水、高潮など)が原因で、被保険自動車の車内・トランク等に置かれていた『個人所有の日用品』が損害を受けた場合に補償します。
2.『車両保険の加入』と、『車両の破損が伴うこと』が条件となります。
  車内に置いた『個人所有の日用品』単独の損害については補償されません。

※保険会社、保険の種類によっては、規定や名称が異なる場合や、設定自体がない場合があります。
※補償の範囲などは、各保険会社にご確認ください。

21.相手の車の修理代が時価額を超えた!対物で補償できない部分が出る。もめそうだ! 【対物超過修理費用特約】

「古そうな車にぶつけてしまった。相手の車の修理費用が「時価額」を超えていたという理由から、保険会社は車の『時価額』を超えた部分は出せないと言っている。『時価額』じゃ相手は納得しそうもないし、もめそうだ。自己負担になるのも御免だ。」

1.対物賠償保険で支払われる保険金額は『時価額』が限度です。
2.対物賠償保険を無制限で加入していても、『時価額』を超えた部分については補償されません。
3.案外、示談交渉でもめることが多いようです。

<こういう時の為に>

『対物超過修理費用特約』
対物超過修理費用特約
1.相手車両の修理費が『時価額』を超えた場合に補償します。
2.対物賠償保険との組み合わせで加入します。
3.相手の過失割合部分は、補償されません。
4.設定金額には上限があります。(一般的には50万円)
5.この場合の『対物』とは、『車』に限定されます。

※保険会社、保険の種類によっては、規定や名称が異なる場合や、設定自体がない場合がありますので、ご注意下さい。

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